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令和5年10月20日に総務省消防庁が発表した熱中症データ掲載。
※令和5年11月19日にデータを最新の数字に更新しました。
令和5年10月20日に総務省消防庁が発表した熱中症で運ばれた人数の年間推移表です。
全国的に連日の猛暑の影響で、熱中症により亡くなったり体調をこわす人が増加。総務省消防庁は令和5年10月20日、熱中症による救急搬送者数について、令和5年9月の確定値を発表しています。
9月の救急搬送者数は 9,193 人でした。これは、9月の調査を開始した平成 20 年以降9月として最も多い搬送人員となった令和元年に次いで、2番目に多い搬送者数です。
熱中症で緊急搬送された人たちの年齢や症状、発生場所については、年度ベースでみると理解しやすいので、令和5年度(5月から9月)のデータから紹介。
令和5年5月から9月の全国における熱中症による救急搬送人員の累計は 91,467人です。この数字は、調査開始以降で過去最多となった平成30年の95,137 人に次ぐ過去2番目に多い搬送人員です。
年齢区分別の救急搬送者数は、高齢者(満 65 歳以上)が最も多く 50,173 人、次いで成人(満 18 歳以上満 65 歳未満)30,910 人、少年(満7歳以上満 18 歳未満)9,583 人、乳幼児(生後 28 日以上満7歳未満)796 人の順となっています。
65歳以上の高齢者が全体の5割強を占めています。
医療機関での初診時における傷病程度別の救急搬送人員は、軽症(外来診療)が最も多く 61,456 人、次いで中等症(入院診療) 27,545 人、重症(長期入院)1,889 人、死亡 107 人の順です。
発生場所別の救急搬送人員をみると、住居が最も多く 36,541 人(39.9%)。次いで道路 15,186 人(16.6%)、公衆(屋外)11,742 人(12.8%)、仕事場9.324 人(10.2%)の順となっています。
2023年7月28日にテレビ報道され注目されたのが、「熱中症にかかったことのある人は白内障発症を早めるリスクが4倍」という情報です。
金沢医科大学の佐々木洋主任教授らは、およそ260万人分の医療機関の診察データから、熱中症にかかった後に白内障を発症した人の割合を調べました。その結果、熱中症にかかったことがない人と比べて、5年後に白内障を発症する確率が4倍ほど高まることが分かったというのです。
年齢別でみると、20代からリスクが上昇し始め、60代では5倍近くになっていました。
というテレビ報道ですが、詳細な調査データについては現時点ではネットなどでも発表されておらず、正確な判断ができません。熱中症が白内障の発症を早めるなら、熱中症にかからないようにこの夏を上手に乗り切りたいものです。
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