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視力ケアセンター
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目の寿命は70年。高齢者こそ目のメンテナンスが大事!
目は、その機能を失いはじめてから、ありがたさに気づく器官です。
私たちは視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚の五感で情報をキャッチしていますが、8割から9割の情報を視覚から得ています。つまり、視覚からの情報は、目の機能によるものなのです。それだけに他の器官を失うよりも、目は私たちに大変な結果や影響をもたらします。命の次に大切なものといってもいい。
これほど大切な器官なのに、ものが見える=光の信号を脳に届けるために、目はなにものにもおおわれておらず、身体からあらわに表に出ています。誰にも守ってもらえず、むき出しになっています。
むき出しになっている臓器だから、頑丈にできている、と思われるかもしれませんが、逆です。非常に傷つきやすいのです。
目の病気というと、白内障や緑内障、網膜剥離が有名で、これらの病名は誰でも聞いたことがあるはず。通常は高齢者に多い病気なのですが、実は、目が外からの力を受けると、10代、20代の若い人でも白内障や緑内障、網膜剥離を起こしてしまいます。
例えば、アレルギーを例に説明します。
私たちの体には、ウイルスや細菌などの異物が入ってきたときに体内に「抗体」がつくられ、これら外敵をやっつけようとする「免疫」がそなわっています。ところが、この免疫のしくみが、食べ物や花粉など私たちの体に害を与えない物質に対しても「有害な物質だ!」と過剰に反応し、攻撃をし過ぎる結果、逆にマイナスの症状を引き起こしてしまうのが「アレルギー」です。
このアレルギーで目がかゆくなり、目を常にこすっている人を、よくみかけます。わずかな力ですから、問題はないのですが、毎日のようにこすっていると、目がダメージを受け、障害が起こることもあるのです。実際、花粉症に悩む若い人が、網膜剥離になり、来院するケースも多いそうです。
さらに、小さい頃からアトピー性皮膚炎にかかっている人は、かゆみを紛らわすために目をこすらず叩いたりして我慢するシーンを見かけたりしますが、こういったダメージが長年続くと、10代や20代でも白内障や網膜剥離になったりするケースもあるのです。
私たちは、目がとても傷つきやすい臓器だということを、再認識する必要があるのです。
2020年の日本の平均寿命は、女性で87・74歳で、男性は81・64歳。高齢化が着実に進んでいます。平均寿命90歳の時代が到来しつつあります。ところが目の寿命はというと、65~70年といわれているのです。
65歳以上の高齢者に起こる、白内障や緑内障、網膜剥離、加齢黄斑変性。どれも失明につながる病気です。
強度近視になると若くても起こる緑内障、50歳以上ならすべての人に起こる老眼、など高齢になればなるほど失明のリスクに怯えることになります。
私たちの平均寿命がこんなに伸びる前は、「目の寿命」について真剣に考える必要はなかったのですが、平均寿命90歳ともなるとそうはいきません。90歳、100歳まで健康でいても、目が悪ければ長生きを楽しむことができません。
いまでは白内障や緑内障、網膜剥離、加齢黄斑変性なども眼科手術で対応できるようになっていますが、理想は、病気にかかるのをできるだけ遅らせ、よく見える目を維持すること。そのためには目の病気についての知識を深め、生活を改善することが大切です。
当サイトでも、これらの目の病気についての詳細や対策などの情報を掲載しています。
下記にそれをまとめました。ご一読ください。
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