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目を元気にする、健康にするためのキーポイントは「血流をよくする」こと!
目を元気にする、健康にするためのキーポイントは「血流をよくする」ことです。ここでは、血液の働きに的を絞って詳しく解説します。
※2022年11月4日、このページの原稿内容を更新しました。
いま、目を元気にする機器として、超音波治療器が注目されています。なぜ、でしょうか?
これまで、近視の発生・進行は24~25歳までといわれていました。しかし、最近では、30歳代、40歳代でも起こる後発近視、あるいは成人近視といわれる新しい近視が、日本はもちろん世界中で問題になっています。この近視の原因は、パソコンやスマホなどデジタル機器の普及による目の酷使があります。
参考文献:オンラインジャーナルのIOVS(Investigative Ophthalmology and Visual Science)に2020年4月発表された論文「近視の合併症:レビューとメタ分析」より。IOVSは視覚系の理解と予防に関する研究を世界的に進めることを目的とする国際組織「ARVO」の機関誌です。
近視になってもメガネやコンタクトにすれば済むと軽く考えがちですが、2020年にオンラインジャーナル「IOVS」に発表された数値を見ると大間違いなことがわかります。強度近視になると、近視のない人に比べて、失明のリスクのある網膜剥離は12.6倍、白内障は4.5倍の発症率です。軽度近視でも、軽視できません。近視のない人に比べて、網膜剥離は3.1倍、白内障は1.5倍の発症率になっているのです。
さらに、厚生労働省の「簡易生命表(令和3年)」によると、2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳となっています。いっぽうで健康寿命というものがあり、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を意味し、2019年のデータでは男性72.68歳、女性75.38歳となっています。
この平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」を意味します。男性で8.79年、女性で12.19年も、健康でない期間があるのです。
長生きできても、「ものがよく見えない」では、意味がありません。白内障や網膜剥離などの眼病を予防し、何歳になっても健康でいるためには、目の健康を保つことがとても重要なのです。
だからこそ、目を元気にする機器として超音波治療器が注目されているのです。そのはたらきのひとつに「血行の改善」があります。つまり、目の血流がよくなるということです。
厚生労働省「第6回健康日本21推進専門健康委員会資料」より。令和3年12月発表。
血液は、目を構成する細胞に必要な酸素、栄養素、ホルモンを運びし、二酸化炭素や老廃物を運び出す「運搬」機能を持つています。血液が循環することで、目の隅々まで酸素や栄養素が行き渡り、また老廃物が蓄積されることなく排泄されています。
「目の血流がよくなる」といっても、それがどういう意味をもつのか、ほとんどの方はイメージできないのではないでしょうか?
実は、目を元気にするためには、血流を良くすること、つまり血液の流れをよくすることがキーポイントとなるのです。目が人体のなかでもっとも栄養や酸素を消費するところであるため、血流をよくすることは重要なのです。
全身を流れる血液は、細胞の一つひとつに酸素と栄養素を運び、細胞のエネルギー代謝活動で出た老廃物を回収します。現代の生活で例えるなら、血液は宅配便と清掃車のはたらきをしているのです。
もし、そのはたらきが滞れば、大切な食品や衣類などが流通しなくなり、家から出るごみは家の前に積まれて散乱して生活ができなくなってしまいます。細胞のはたらき(新陳代謝)をよくするためには、きれいな血液と順調な血流が必要です。つまり、体全体の血液の状態・流れをよくすることが、目の健康にはとても重要なのです。
健康体と病気を分ける条件はなんだと思いますか? いろいろありますが、根本的なこととして血管と血液の状態があげられます。
私たちの体には動脈と静脈が分布しています。血液は心臓から出て、動脈を通って体のすみずみまで酸素や栄養素を運び、毛細血管を経て代謝によって生じた老廃物や二酸化炭素を受け取って静脈に戻り、心臓に帰ってきます。
血液は全身を同じ速度で流れることが重要です。血液がさらさらでよく流れていれば、全身の細胞に栄養と酸素が十分に供給され、代謝物が回収されるので、新陳代謝が盛んになり、健康を維持できます。血液の流れが悪いと、さまざまな病気を引き起こす原因になります。目の病気の原因も、多くはこの血行不良によるものなのです。
また、目は水分が多く、非常にむくみやすい器官です。まぶたを強くこすると水がたまって腫れやすくなり、結膜を強くこすると水が溜まって水ぶくれになってしまいます。
角膜のうしろと水晶体の前には房水という水があり、角膜はむくまないように、ナトリウムとカリウムのイオン交換によるポンプ作用で常に水をかい出しています。この房水ですが、血管のない角膜や水晶体などに栄養を送る役割もしています。
水晶体のうしろから網膜の前までの硝子体には、やはりどろどろした硝子体液がつまっています。ガラス体ともいわれ、眼球内部の大部分を占める無色透明の組織です。ゼリー状の半流動体で 99%は水分です。眼球の内圧を維持し、これに一定の形を与える役割をしています。
目の状態をよくするためには、こうした水分の出入りをよくすることも大切です。そして、水分をかい出してむくみをとるためには、血液の流れが順調であることが必要です。血液循環が悪くなると、水分が滞るので、目は濁ってむくんできます。こうなると、視力にも悪影響を及ぼします。
つまり、目の健康を守り、目の病気を予防・改善するうえで重要なことは、目の血液循環が良好であること、水分代謝が良い状態で保たれていることです。きれいなさらさらした血液が目のすみずみまでながれていると、さまざまな目の病気が予防・改善できます。
血液の流れが悪い状態が長年続くと、白内障や緑内障、黄斑変性症、眼底出血などの重大な病気の原因になっていきます。いわゆる目の生活習慣病を発症してしまうのです。
血流をよくすることこそ、目の病気を予防し、健康を保つ秘訣なのです。
超音波治療器の、注目すべきはたらきのひとつに「血行の改善」があります。つまり、目の血流がよくなるということです。
超音波治療器は血流にどうはたらくのでしょうか。
超音波治療器によるマイクロマッサージを行うと、臨床実験では、最初に眼球の網膜血管が拡張していきます。
網膜の血管には、新鮮な血液を送り込む動脈と老廃物を回収する静脈があり、とくに動脈の拡張の度合いが大きくなっていきます。また、末梢にいくほど拡張率が大きくなることが測定されており、著しい血行の改善がみられます。
次に、眼球内を満たし、循環している、房水の流出抵抗が弱まります。柔軟性がよみがえるため、房水が出やすくなるのです。加えて、新鮮な房水を生み出す能力も増加するのです。
これらこそが目を元気にして、血液が目のすみずみまでながれていることにつながり、さまざまな目の病気を予防・改善することにつながっているのです。
血液の状態が眼底検査で読み取れます。
房水の流れイラスト。房水は毛様体(もうようたい)でつくられ、水晶体や角膜に酸素と栄養を供給します。
水晶体には血管がありません。では、どうやって水晶体に栄養や酸素を供給しているのでしょうか。
それは「房水』です。
眼圧によって目の形が丸く保たれていますが、その眼圧をコントロールするのが房水(ぼうすい)という透明な液体です。毛様体(もうようたい)でつくられています。角膜と水晶体の間を流れて、最終的には角膜と虹彩(こうさい)の間の隅角(ぐうかく)で濾過され、眼外の血管へ流れていくという定まった経路で循環しています。
房水には、この働きのほか、重要な役割があります。水晶体や角膜に酸素と栄養を供給しているのです。
「房水」の流れが滞れば、水晶体に栄養・酸素が行き渡らず、老化も早まります。
そこで登場するのが超音波治療器です。超音波治療器の臨床実験では
眼球内を満たし、循環している房水の流出抵抗が弱まります。超音波により「毛様体」の柔軟性がよみがえるため、房水が出やすくなるのです。加えて、新鮮な房水を生み出す能力も増加します。
と、報告されています。つまり、超音波を目に投射することで、水晶体に栄養・酸素が行き渡って元気を取り戻すのです。
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